時は戦国時代。朝倉氏が103年間に渡り、越前の国を統治した城下町跡が「一乗谷朝倉氏遺跡」です。
2018年5月20日には、日本遺産として認定。
そんな「一乗谷朝倉氏遺跡」では、春夏秋冬違った景色を楽しむことができます。
今回紹介するのは、あの「ソフトバンク」のCMでも使用された雪景色の「朝倉氏遺跡」。静寂の景色は、また一味違っていいものです。
それでは、いってみましょう!
行き方
自家用車
場所は福井市の東部。
「足羽川」の支流、「一乗谷川」沿いにあります。
「北陸自動車道」の「福井インター」を降りたら、国道158号線を大野方面に東進します。
少し走ると左手にローソンが見えます。
ローソンを過ぎて、1つ目の信号を右折しましょう。
足羽川にかかる「天神橋」を渡り終えたらすぐ左折。
道なりに走ると、左手に「一乗谷あさくら水の駅」と言う道の駅が見えます。
春は桜が咲いて気持ちいいところ。
さらに進むと「一乗谷朝倉氏遺跡資料館」があります。
電 話:0776-41-2301
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日 :年末年始
入 館 料 :一般 100円、団体(有料者20名以上) 80円
※高校生以下と70歳以上は無料(証明書必要)
※復原町並とのお得な共通券あり(250円)
支払方法:現金
駐 車 場 :有り(無料)
「一乗谷朝倉氏遺跡資料館」を過ぎると、福井市と大野市を結ぶ「越美北線」の踏切に。
踏切を渡って、右方向に進めば、、、
「一乗谷朝倉氏遺跡」へ到着♪
左の「一乗谷川」の向こうに、遺跡のシンボル「唐門」が見えてますね。
バス
「福井駅」からは「一乗谷朝倉特急バス」が出ています。
あまり本数はありませんが「福井駅」と「朝倉氏遺跡」、「永平寺」をつなぐ路線です。
大雪の時は「国道364号線」が通行止になることがあり「永平寺」まで行けなくなる期間があります。
ご注意ください。
3往復(定便)
4月〜11月までの土日祝
6往復(定便+増発)
12月〜3月までの平日、土日祝
3往復(定便)
詳しい運行期間と時刻表は「京福バス」のホームページを見てください。
cited from 京福バス https://bus.keifuku.co.jp/topix/20150314_asakura/
朝倉氏遺跡
マップ
「一乗谷朝倉氏遺跡」の地図。
「復原町並」と「唐門」がある「朝倉館跡」との間に流れる川が「一乗谷川」。
無料駐車場があちこちにあるので、空いているところに停めましょう。
唐門
ここは「復原町並」の北出入口にある駐車場。
「唐門」へはここに車を停めると近いです。
ちなみに、駐車場横にあるこの建物は「復原町並」の北出入口。
道路を渡ると「一乗谷川」が勢いよく流れています。
なかなかのいい景色♪
「復原町並」の北出入口から近い位置に橋が。
橋の向こうに「唐門」が見えてますね。
空は曇っていますが、一面雪に覆われたきれいな景色。
うざき?小動物がいますね。
右に見えるのは「朝倉館跡」の出入口となる「唐門」。
館跡の周囲は、お堀になってます。
お堀には「鯉のエサ」の無人販売がありますが、冬はやってません。
タダーーーーー!「唐門」到着♪
雪に覆われた「唐門」もいいですね。
朝倉氏庭園
「朝倉氏遺跡」には数多くの庭園が作られていました。
その中でも上の写真、4つの庭園は、当時の庭園様式を最もよく伝えていることが評価され、1991年に国の特別名勝に指定されています。
朝倉館跡
「朝倉館跡」の地図。
ここには、五代当主の「朝倉義景公」が暮らした館がありました。
地図上に「西門」と書かれているのが「唐門」。
東側が山辺となり三方に堀が巡らされた館は、敵からの攻めに対して強固な作りになっています。
残念ながら復元した館はありませんので、あくまでも跡地として当時の姿を想像して楽しんでください。
「唐門」をくぐり「朝倉館跡」に入ると、広い跡地が。
戦国時代には十数棟の建物があり、その跡地を見ることができるのですが、雪で覆われてただの広場に(笑)。
奥の山を上がった写真右上の場所が、特別名勝の「湯殿跡庭園」になりますが、雪で行けませーーーん(笑)。
義景公墓所
「朝倉館跡」の南庭にある「五代義景公墓所」。
飾られている家紋は、もちろん朝倉家の「三つ盛木爪」。
復原町並
南出入口(休憩所)
「復原町並」の南出入口の駐車場。
写真左が「休憩所」で、右が「お手洗い」です。
休憩所内には、木彫りの恐竜が。少しこわおもて(笑)。
季節季節の「朝倉氏遺跡」の写真も飾られています。
2009年6月7日に開催された「第60回全国植樹祭」のモニュメント。
当時の天皇皇后両陛下が来られた記念ですね。
時刻表が貼られていましたが「福井駅行(バス)」の時間が数分違ってます。
到着時間よりも早い時間が書かれているので、乗り遅れることはありませんが、正しい時間は各運行会社のホームページを見てください。
復原町並
ここが「復原町並」への南出入口になります。
開場時間と入場料です。
「復原町並」のみの入場は220円(税込み)ですが、「一乗谷朝倉氏遺跡資料館」との共通券だと250円(税込み)。
資料館に行く予定がある人は、共通券の方がお得♪
南出入口前には「一乗谷朝倉氏遺跡」の見どころ案内が。
ロケ地マップもあります。
特に、お父さん犬で有名な「ソフトバンク」のコマーシャルでの撮影が多いですね。
いざ「復原町並」へ!
家屋の周りにあるのは「雪囲い」。
北陸の雪は、水分を多く含んでいるため重く、時には家屋を破壊してしまうのでこのような囲いが必要になります。
「復原町並」のメインストリート。
左側がかなり上流階級、右側が中流階級の住居となります。
メインストリート左側のかなり上流階級の門。中の住居は復原されていません。
北出入口付近のかなり上流階級の門。
門をくぐるとだだっ広い空間と桜の木が。これはこれで、いい景色♪
やっぱり住居は復原はされていませんので、各々の想像力で見てください(笑)。
通り右側の復原された家屋内部。中に井戸があります。
居室には、木彫りの魚の自在鈎が。
別の家屋には「町家の建築道具」が展示。
「染め屋」の玄関。
中には、染色用の瓶がたくさんあります。
こちらは「商家」の内部。お茶碗やお皿が販売されてますね。
ここは「書道家」の家屋。
ソフトバンクのCM撮影場所
「朝倉氏遺跡」では、ソフトバンクのCM撮影が広範囲で行われていますが、雪の中の撮影は、やはりここ!
ここです!
「復原町並」のメインストリートを北出入口寄りから見た場所。
ちょうど「復原武家屋敷」の入口前になります。
雪の量が違いますが、実際のCM画像。美しい♪
復原武家屋敷
南出入口からメインストリートを進んでくると、右側に復原された「武家屋敷」が見えてきます。
「復原武家屋敷」の敷地内はこんな配置。
まず目に入ってくるのは「井戸」。
「井戸」の後ろには雪囲いで覆われた「納屋」が見えます。
「井戸」には落ちないように柵が。
「納屋」の内部。
松の木の左に「厠(かわや)」。
「厠(かわや)」の奥が「武家屋敷主殿」になります。
「厠(かわや)」でーーーす。金隠しがついた上等な作り。
「武家屋敷主殿」の平面図。
入口から入って右が台所になります。
台所が、見事に再現されています。奥の部屋は納戸。
台所隣の主室。
将棋を指していますが「朝倉館跡」のお堀から大量の将棋ゴマが見つかったことに由来するもの。
発見された174枚の内、1枚だけ「酔象」と書かれた珍しい駒が出土しています。
天井近くに飾られている刀は、朝倉義景公の家臣である真柄十朗左衛門が使用した大剣の画像。
日本の歴史の中で、最も長い太刀を使ったとされる人です。
こちらは奥の間。
ここにも真柄十朗左衛門が使ったと言われる長い太刀の画像が。
どちらの太刀も残念ながらここにはありません、、、(;_;)。
221.1cmの大きなものが愛知県名古屋市の「熱田神宮」、186.5cmの長さの刀が石川県鶴来町の「白山比咩神社」に残されています。
なので、ここでは画像だけ。
こちらは道路からの「復元武家屋敷主殿」。
手前の低い屋根の部分が「離座敷」になります。
右奥に見えているのは「板蔵」。
北出入口(ミニチュア模型)
最後にこの門をくぐると「復原町並」への北出入口の建物に。
建物の中には、ちょっとした展示物があります。
「復元町並」のミニチュア模型。
平面図のオレンジに塗られた部分が、実際に復元されているエリアになります。
一番右端のグレー部分が、このミニチュア模型がある北出入口の建物。
通りを挟んだ左隣が「復元武家屋敷」。
写真の右下敷地内の模型が「復元武家屋敷」になります。
まとめ
いかがでしたか?
「一乗谷朝倉氏遺跡」の冬の景色は、静寂が漂う美しい景色。
春夏秋冬それぞれの季節で違った景色が見られるので、いつ訪れても楽しいところ。
山に囲まれ、自然の中を散歩するのにちょうどいいですよ。
と言うことで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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